計算結果の視覚化

今回は実施した計算結果に対して、その動きを視覚的に捉えることが出来るAnimation Bodiesについて触れてみたいと思います。

Animation BodiesはMulti Body System(MBS)をは異なり、エレメント同士を接続したりということは出来ません。作成したモデルで計算された値を参照して部分的にどの様な動きをするのかを視覚化するためのものです。

例えば、下図のようなモデルの場合において上部にあるmass1はsource1からの下向き荷重とバルブにより動作するdiffCylinder1の上向き荷重に依り上下します。この時、(mass1はdiffCylinder1のピストン質量として考え)ピストンの挙動をdiffCylinder2のAnimation Bodyにより上のアニメーションの様に表示させています。

この時、diffCylinder2の形状パラメータはdiffCylinder1の形状やmass1の変位量を参照しているので実物のイメージがそのまま表示されている様になります。

今回のモデルではシリンダーをそのまま用いていますが、ライブラリには球、直方体を始めとした基本的な形状からギア、バネのような複雑なもの、CADから形状を読み込ませる事も可能です。