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Scilab/Xcosとは(2)

  • 2019/10/23
  • WATANABE Tomoo
Scilab/Xcosとは(2)

前回同様にブログタイトルはScilab/Xcosと記述していますが、ScilabXcosという2つのアプリケーションで構成されています。その為、2回に分けてそれぞれの概要について簡単に触れてみたいと思います。ということで今回はScilabです。

ScilabGUIはトップ画像のような構成になっており、中央下段のコンソールにコマンドを入力していく事で様々な計算を行う事が可能です。例えば、3+2↩と入力すればans=5と計算結果が電卓の様に表示されます。具体例はまた別の記事としてご紹介しますが、数値や文字列を含めて取り扱う値を行列として処理を行っている事が大きな特徴で、これにより複雑なデータも効率よく処理することを可能にしています。

 その様な複雑な処理をコマンドラインに11行記述していくのは大変ですので、中央上段のScinotesというスクリプトエディタを用いてプログラム同様に複数行のコマンドを記述/実行が可能ですし、格納されている値の一覧を表示するVariable Browser、入力したコマンド履歴を表示するCommand History、各種データやファイルを参照するためのFile Browser等で画面が構成されています。

 それぞれのウィンドウに関する詳細については事例を交えてまたの機会にご紹介したいと思います。