先日、IC.IDOの最新バージョン 15.1がリリースされました。本記事では、バージョン15.1およびひとつ手前の15.0で導入された新機能や改善点についてご紹介します。
概要
IC.IDO 15.1 / 15.0での主な変更点を列挙すると以下のとおりです。()内のバージョン以降で対応しています。
- 新デバイスへの対応 (15.1 / 15.0)
- Avatar Location機能 (15.0)
- Elastic 1D Automation機能 (15.0)
- RAMSIS負荷表示のユーザー定義Custom Analysis (15.0)
- ABOMのパフォーマンスおよび操作性の改善 (15.1)
- Cooperate時の接続状況表示改善 (15.0)
- CADインポーター[CreoView,3dxml]の改善 (15.1)
この中で、新デバイスへの対応、Avatar Location機能、およびElastic 1D Automation機能について、具体的に説明します。
新デバイスへの対応
IC.IDO 15.1 / 15.0からは、下記のHMDやVRグローブに対応しています。
グローブ
- Manus Prime II Haptic / Prime X Haptic (15.0)
HMD
- HP Reverb G2 (15.0)
- HTC Vive Pro 2 (15.1)
- Varjo XR-3 (VR mode only, 15.1)
Avatar Location機能
Avatar Location機能は、VR操作者の立ち位置を簡単にセットアップできる機能です。VR空間内をコントローラーを使って自由に移動するには相応の慣れが必要ですが、本機能を使えばその手間を最小限に減らすことができます。詳しくは以下の動画をご覧下さい。
Elastic 1D Automation機能
Elastic 1D機能は、CADデータ上のケーブルやホースといった1D(線)形状を柔軟に動かすことが可能で、多くのお客様にご好評をいただいております。しかし、現実の製品にあるような枝分かれ形状やケーブル/ホース端のコネクターを設定する際、従来はJointを一箇所ずつ設定する必要があり、手間がかかるという難点がありました。これを解消するのがElastic 1D Automation機能です。詳しくは以下の動画をご覧下さい。
まとめ
以上のように、IC.IDOは技術の発展やお客様のニーズに答える形で、バージョンアップごとに様々な機能が加わっています。今後も最新情報を発信していきますので、ご期待ください。