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PAM-FORMによる賦形解析

  • 2020/02/28
  • Takuya Shibata

今月より、PAM-COMPOSITESに含まれる各種計算モジュールそれぞれにフォーカスし、その特長についてご紹介していきます。

 

今回はドレープ成形・熱プレス成形などをシミュレーションするモジュール、PAM-FORMに関する内容です。

 

PAM-FORMはRTM(Resin Transfer Molding)成形プロセス用のドライファブリックのプリフォーミングや、熱硬化もしくは熱可塑プリプレグの熱プレス成形、ダイヤフラム成形をシミュレーションするモジュールです。

金型や冶具の動き、成形品の変形過程をダイナミックに計算できるため、金型や冶具の押さえ力、材料初期カットパターン、成形温度などの成形条件を最適化することが可能です。

 

下図は、AIRBUS社 ご提供の航空機用リブの賦形解析事例です。

図2 航空機リブの賦形解析-1

 

材料外周部をクランプ冶具で先行押えした状態で、二つの異なるパンチ型によって順次的に成形が行われるプロセスとなっています。この実工程を解析上でも再現可能となっています。

解析結果として、実機同様に材料に大きなシワが発生していることを確認頂けるかと思います。

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