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溶接解析ソフト Visual-Assemblyについて

  • 2019/10/02
  • Takuya Adachi
溶接解析ソフト Visual-Assemblyについて

前回、第一回目はSYSWELDの紹介でした。

本日はもう一つの溶接解析ソフト、Visual-Assemblyについて紹介します。

違いとしてはSYSWELDが温度・時間・材料の相変態を考慮していることに対して、Visual-Assemblyは構造解析のみ時間考慮なしの手法となります。

溶接という現象は膨張と収縮を繰り返しますが、溶接変形に関しては溶融部が収縮する際の影響が支配的です。そのため収縮に絞って解析するというコンセプト(Shrinkage法)からVisual-Assemblyが開発されました。

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上記はVisual-Assemblyにて行った溶接ビードの解析の様子です。

温度の標記がありますが、熱計算は行っておらずビード部が融点1300℃から室温20℃まで下がると仮定し構造計算をします。シーム溶接だけでなくスポット溶接も解析可能です。

必要な材料物性値もソフト内に多数収録しており、手軽に始めることができます。

シェル要素での解析が可能、また構造計算のみなので計算時間も一般的な溶接解析ソフトと比較してとても速いことが特徴です。

下記のような大きな構造物でも良好な結果を得られます。

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以上、第2回目はVisual-Assemblyの紹介でした。

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