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【Visual-Assembly】解析のコツ 重工系編

  • 2020/08/05
  • Takuya Adachi
【Visual-Assembly】解析のコツ 重工系編

今回は 解析のコツ 重工系編 です。

鉄鋼・重工系などの業界では物が大きく、厚板を扱うことが大半です。

そのような場合でも、Shellメッシュでの解析で 傾向・変形量も実測とよく似た傾向を示します。大きいものこそ試作を作成するわけにはいかないため、事前解析を行うことはかなりの費用効果を生みます。鉄鋼・造船・原子力などの分野でも有用です。

例:厚板パネル溶接アセンブリ

また、溶接が終わった後に姿勢を変えてから冷却・測定する場合があります。そのような場合、溶接まで解析が終わった後に、姿勢を変えた(重力方向を変更)追加解析をしてから比較すると、実測との一致率が上がることがあります。実際の状態を再現することが大切です

 

裏当て金の再現も可能です。指定したPartをDeactivate(無効化)することで裏当て金の除去を再現します。

図:裏当て金除去の様子

 

このように、大型・厚板の構造物でもShell要素で手軽に検討できます。
薄板でセンシティブな物よりも条件設定が簡素でよいことも多く、費用対効果が高いです。

以上、第12回目は 解析のコツ 重工系編 についてでした。