今回のモデルは学生フォーミュラの方々に体験していただいた事にも関連して単純なドライブトレインのサンプルを見ていきたいと思います。
サンプルブラウザの中には各種トランスミッションに置換したものや、制御を加えたものなどが収録されていますので、今後のネタとして順番に紹介していきたいと考えています。
今回のモデルはエンジンの動力により走行する車両を最小限に単純化しています。
上のダイアグラムビューで下記のシグナルブロックエレメントには、それぞれの動きが時刻歴で入力されており、
・brakePedalPosition |
⇒ブレーキペダルの踏み込み量 |
・acceleratorPedalPosition |
⇒アクセルペダルの踏み込み量 |
・clutchShift |
⇒変速時にクラッチを切る |
・gearSelection6MT |
⇒ギア選択 |
エンジンにはトルクカーブが入力されていますので、アクセル/ブレーキの踏み込み量に応じて回転数が上昇/下降していきますし、変速を行うことで車両速度も変化していくというものです。(クラッチは変速時には切られ、アクセルもオフ(僅かな開度)になります。)
(左図:アクセル,ブレーキペダル操作 右図:選択ギア)
(左図:エンジン回転数 右図:車両速度)
エンジンも燃料の種類や気筒数を初めとした特性を入力する事も出来ますし、トランスミッションもギア比やシフトタイミングを変更して、モデルを発展させて行くような事も考えられます。
中身の詳細については、同様の他モデルを紹介するときに付け加えていきたいと思います。上のグラフで"あれっ?"というところも次のモデルで。