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パラメータ入力値の活用

  • 2017/11/28
  • WATANABE Tomoo
パラメータ入力値の活用

今回もまた、モデルを作成する上でちょっと役立つTipsをご紹介します。

解析そのものに関するものではありませんが、入力するパラメータの使い方に工夫をすることで、より結果が分かり易くなるかも知れません。

今回はMBSエレメントを用いて、動きを色により視覚化する例を紹介します。

モデル内の各エレメントはそれぞれ性能値となるパラメータを入力しますが、3Dビューで表示させることが出来るエレメントはパラメータテーブル中にGeometryやColor and Transparencyと言った表示に関する入力項目があります。ここにある変数を引用した関数を入力することでエレメントの形状や色及び透明度を変更するということも可能です。

例として図1は単純な1質点系運動モデルに対して質点の変位量をAnimation BodiesのSphereを用いて色と透明度に依り表示させる入力を行っています。(図2)(各エレメントのパラメータは適当に入力してください。)

Spring-damper.jpg(図1)

Spring-damper_setting.jpg(図2)

これにより質点の変位量が変化することで色(RGB))及び透明度の値が変化していくアニメーションがトップ画像の様に(目がチカチカしますが)3Dビュー内で確認できます。

更にこれらの入力値に対してif文などの条件を加えることにより、ある値に達した時に変化させるなんて使い方も想定できます。