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Scilabの'超'基本操作1

  • 2020/01/15
  • WATANABE Tomoo
Scilabの'超'基本操作1

 前回のブログでScilab/Xcosをインストール出来ましたので最初の一歩となる使い方について紹介していきます。

 Scilabを起動すると、トップ画像のように(その他もありますが)Scilab ConsoleとVariable Browserが表示されます。

 Scilab Consoleに2+3とタイプし、Enterキーを押せば1つ目のようにans = 5と計算結果が表示されます。このとき、Variable Browserには変数名:ansとして、今計算した5という値が格納されます。

 同様にA=2+3とタイプして実行すればAという変数に対して計算結果である5が格納されているのがVariable Browserでも確認できます。このように格納された値は次以降の計算時に変数名を参照することにより再利用が可能です。例えば、変数名:BとしてA+Aとすれば、

 Aは5ですから5+5の解である10という値がBという変数として格納されます。

 Scilabは基本的に各変数を行列として扱いますので、様々なコマンドを併用することで複雑なデータの処理を行うことが可能です。次回はもう少し掘り下げた事例を紹介します。