Pro-SiVIC のライセンス管理はRelease 2016.0 以降 他のESI 製品同様 FlexNet Licensing を利用しています。
これに伴い,R2016.0以前はノードロック形式のみのライセンス提供となっておりましたが,R2016.0以降フローティング(ネットワーク)ライセンスに対応しています。
Pro-SiVIC R2016.xではFlexNet 11.11.1.1を利用しており,以下のOSをサポートしています。
- Windows 7 64bit
- Windows 10 64bit
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- RHEL6 (CentOS 6) x86_64
ライセンス発行に必要なホスト情報としましては
- ネットワークインターフェース(NIC)のMACアドレス
- ホスト名
のみとなります。
ライセンスマネージャーを稼働させるホストは安定的に連続稼動可能なホストを利用されることを推奨いたします。FlexNetライセンスマネージャーのCPU負荷は非常に低いため,特に高スペックなコンピュータを用意する必要はございません。
MACアドレス取得手順
Windowsの場合は,コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行,%TEMP%フォルダに作成される mac_address.txt をEメールに添付し,ご連絡願います。
cd %TEMP%
getmac > mac_addrerss.txt
トラブルシューティング
FlexNet 11.11.1 License Administration Guide (PDF)
FLEXLM_DIAGNOSTICS
環境変数 FLEXLM_DIAGNOSTICS を 3 に設定して頂くことにより,詳細な問題の切り分けが可能になる場合がございます。
デバッグ・ログ
フローティング(ネットワーク/コンカレント)ライセンスをご利用の場合は,lmgrd(license manager) / pam_lmd(vendor daemon)からデバッグ・ログが出力されるよう,設定されることを推奨いたします。
VENDOR行 PORTオプション
license manager(lmgrd)は固定ポートでクライアント(Pro-SiVIC)からのアクセスを待ち受けますが,vendor daemon(pam_lmd)は起動の度に変更されるポートでクライアントからのアクセスを待ちます。
プロセス名 |
役割 |
待受ポート |
lmgrd |
license manager |
固定(SERVER行で指定) |
pam_lmd |
vendor daemon |
可変(起動の度に変更される) |
WindowsファイアウォールやSELinux, iptablesなどを有効にされている場合は,待受ポートを固定し,そのポートを開放する必要がありますので,以下の例のようにライセンスファイル(通常pam_lmd.lic)のVENDOR行にPORTオプションを追加する必要があります。
VENDOR pam_lmd pam_lmd PORT=27001