MATLAB/Simulink(The MathWorks) は制御システム開発, モデルベースデザインの分野でほぼデファクト・スタンダードとなっているソフトウェアですが,Pro-SiVIC は MATLAB/Simulink 上のADAS(先進運転支援システム)モデルとの リアルタイムco-simulationを実施することが可能です。
Pro-SiVIC モデル内のセンサ出力,車両モデルからの出力データは MATLAB Workspace Variable として参照可能です。なお,データは共有メモリを介して参照されるため,MATLABとPro-SiVICは同一PC上で実行する必要があります。
白線認識システムのシミュレーション
以下の条件で Pro-SiVIC 上に構築されたモデルを用い,ADAS co-simulation を実施した際のスクリーンショットを以下に記載します。
- 仮想テストコースに車両モデル配置
- 車両前面に光学カメラセンサを設置
- カメラ出力をMATLABへ出力
Pro-SiVIC
MATLAB
Pro-SiVICのカメラ センサ オブジェクト sensor_camera/cam はMATLAB workspace 内で sensor_camera_cam という 240x360x3 の大きさを持つ配列として参照されます。このサンプルモデルでは Pro-SiVIC 出力画像データに対して MATLAB Computer Vision Toolbox 等を用いた画像処理を行い,白線が正常に認識(左: 黄 / 右: 紫)された結果を表します。