自動車のADAS(先進運転支援システム)やAD(自動運転)の機能であるBSM(ブラインド・スポット・モニタリング)やRCTA(リア・クロス・トラフィック・アラート)などで使用されるサブミリ波(24GHz)を使ったレーダー解析事例です。
解析手法
本事例では、モーメント法とFDTD法を組み合わせて解析(カップリング)を実施しています。初めにモーメント法でアンテナ(レーダーデバイス)を詳細解析し、次にFDTD法で樹脂のバンパーカバーとその塗膜をモデル化して全体を解析しています。
※塗膜のモデル化については「樹脂塗膜のモデル化機能」記事で紹介しています。
3D3Dカップリング手法の利点
本カップリング手法には下記のようなメリットがあります。
カップリング手法ならではの機能
カップリング手法ならではの機能として、アンテナからの放射を一周期に限定する事が可能で、バンパーカバーなどからの反射も視覚的に確認する事が可能です。
さらに、PO法と組み合わせる事によって、簡易的に解析領域外にある路面やガードレール、別車両からの反射も視覚化する事ができます。